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スタートアップ投資こそ取り入れるべき!! FoF投資とは

執筆者の写真: EnFiEnFi

更新日:1 日前


EnFiは世界で唯一ゲームベンチャーキャピタル(VC)に特化して投資をするファンドです。ファンドオブファンズ(FoF)投資という投資手法を採用しており、スタートアップ投資にこそおすすめできる投資手法です。


しかしスタートアップ投資においてFoFはあまり注目されておらず、どちらかというとマイナーな投資手法です。


そこで今回はFoF投資のメリットやデメリット、EnFiのひと味違ったFoF投資について深掘りレポートをお届けします。






ゲーム業界におけるFoF投資~EnFiの考えるFoF投資とは~


FoF投資とは


FoF投資とはファンドオブファンズと呼ばれる投資手法の一つです。


運用機関が、複数の投資信託やファンドを適切に組み合わせて、分散投資を行ないます。これにより一つの投資信託やファンドに投資するだけで、最新の業界トレンドの把握、最低限の労力で様々なファンドへの投資が可能となり、また分散投資を行うことで投資リスクの軽減を実現します。


投資形態としては以下の図のような形態が一般的です:


投資家から調達した資金を元手に複数のファンドへ投資し、リターン獲得を目指します。




FoF投資のメリット


FoF投資には数多くのメリットが存在します。


1. 分散投資によるリスク低減

  • FoFは複数のファンドに投資するため、個別のファンドやアセットクラスのリスクを分散することができます。

  • 特定の資産クラスに依存せず、異なる市場・戦略のファンドを組み合わせることで、市場の変動リスクを抑えることも可能です。


2. プロのファンドマネジャーによる運用

  • FoFの運用は、経験豊富なプロフェッショナルが担当し、各投資対象ファンドを選定します。

  • アクセスが難しい優良ファンドにも、業界に精通したファンドマネージャーのネットワークで投資可能になる場合があります。


3. チケットサイズ(最低投資額)の引き下げ

  • 直接ベンチャーキャピタルファンドやプライベートエクイティファンドに投資を行う場合、高額なチケットサイズが必要な場合が少ないないですが、FoFならチケットサイズをファンドの投資家で分割出来るので、比較的少額から投資可能です。


4. ファンド選定の手間を軽減

  • 投資家が自らファンドを選定する手間を省くことができ、投資判断の負担が軽減されます。



FoFのデメリット


一方でFoF投資の欠点についても確認する必要があります。


1. 二重の手数料

  • FoFは、投資先のファンドの運用手数料に加えて、FoFの管理手数料が発生します。

  • これにより、ファンドへの直接投資と比べてコストが高くなり、リターンが目減りします。


2. リターンの希薄化

  • 一部のファンドが高いパフォーマンスを出しても、全体のリターンが平均化されるため、分散投資によってリスクを低減できる一方で、個々のファンドの高いリターンの恩恵を十分に受けられない側面があります。


3. ファンドマネージャーの選定

  • FoFマネージャーの選定が適切でなければ、期待したリターンが得られない可能性があります。

  • マネージャーの投資を行うファンドの選択によっては、該当セクターの平均的なファンドリターンよりも低いリターンに終わる可能性があります。



ゲーム業界に存在する投資手法


ゲーム投資では、ゲーム業界のスタートアップ企業に投資を行います。M&A(企業買収・合併)やIPO(新規株式公開)により投資利益を獲得できるだけでなく、投資を通じて業界トレンドや創業者へのアクセスが可能となります。


ゲーム投資においては、メジャーな投資手段としては直接投資、VC(ベンチャーキャピタル)投資が存在します。


〇直接投資の高い投資リスク

直接投資は投資家が自らスタートアップ企業を選定し、株式投資を行なう投資形態です。





直接投資は小口で投資できるメリットがある一方で、ゲーム投資での利益獲得や業界トレンドの入手という点においては、VC投資やFoF投資と比べて、以下の理由からもっとも確率が低いと言えるでしょう。:



  1. 業界知識や業界ネットワークの欠如

業界ネットワークと業界知識は直接投資では無視できない問題の一つです。「オープンソースの情報を使えばなんとかなる」「自分たちで投資案件ぐらい見つけられる」として、実際には労力以上のスキルや経験も必要です。


例えば、こちらのエストニアのゲーム業界情報の資料を確認ください。


35社以上の会社のリストの中から、全ての会社を確認し、コンタクトし、投資実行に至るのには、業界知識があったとしても、多大な労力が必要となります。


また、特にエストニアのような日本から離れている国であれば、ネットワークを既に持っているケースもレアで、未公開投資案件へのアクセス、投資先との関係性構築といった障壁の存在も無視できません。


ネットワークや業界知識と直接投資は密接に関係しており、直接投資の大きな問題点の一つといえるでしょう。


  1. デューデリジェンスや書類作業

デューデリジェンスや書類作業も直接投資では大きな課題の一つと言えます。デューデリジェンスの課題をコスト、時間、情報の入手、文化や法規制の違いによるリスクの観点から紹介します:


コスト

弁護士、会計士、コンサルタントなどの専門家を雇う必要があり、調査費用が高額になる傾向があります。

時間

企業財務、事業、競業状況などの詳細な調査には数ヶ月かかることがあり、投資決定が遅れることも珍しくありません。

情報の入手

特に新興国では、財務データの透明性が低かったり、企業の実態を正確に把握するのが難しいです。

文化や法規制の違いによるリスク

投資先国の法律や商習慣が異なるため、正確なリスク評価が難しく、誤った判断を下す可能性があります。


書類作業も同様、多くの課題が存在します:


手続きの複雑さ

外資規制、税制、労働法などを遵守するために、多くの書類が必要になり、手続きが煩雑になります。

現地の法規制の変更リスク

法改正により、提出書類の種類や内容が変更されることがあり、対応に追加コストが発生します。

翻訳・リーガルレビューのコスト

契約書や申請書類は現地の言語で作成する必要があり、翻訳やリーガルチェックに費用がかかります。

政府機関の遅延

許認可の取得に時間がかかることがあり、プロジェクトの開始が遅れる可能性があります。


デューデリジェンスや書類作業には煩雑な手間や詳細な手続きが付きものです。直接投資を行なう場合、これらを全て自らで行なわなければなりません。個人投資家の観点から考えれば尚更ですし、事業会社であっても、人的資本の最適なアロケーションとして、直接投資からスタートすることはお勧めしません。



〇VC投資とは


もう一つの投資方法であるVC(ベンチャーキャピタル)投資とは成長が見込まれる未上場のベンチャー企業やスタートアップに対し、資金を提供する投資手法です。


VCは、企業の成長に応じたリターンを狙い、将来的にIPOやM&Aを通じて利益を得ることを目的としています。


VC投資もFoF投資と同様に直接投資と比較して分散投資のためリスク軽減には向いていますが、FoF投資との大きな違いは「ゲーム業界のトレンドが世界規模で変化する現代において1つのVC投資でゲーム業界のセクタートレンドとセクター平均の利益を獲得することはほぼ不可能」ということと、大きな投資資金が必要となることです。以下で詳しく説明します。


VC投資における投資範囲の限界


  • FoF投資と比べ、VC投資の投資先は、地理的範囲、ステージ、サブセグメント視点で見ても限られています。特に、Web3、AI、XRなどの技術トレンドやスマホ、PC、コンソールなどデバイスも多く存在するゲーム業界において、ファンドマネージャーの特性により、ゲーム投資においては顕著に各VCのポートフォリオの違いが表れます。


高いチケットサイズ


  • 一般的にVC投資は投資先の限定、ステージ、セグメント視点からFoF投資よりも高くなる傾向にあります。チケットサイズは平均で500万米ドル・約6.5億円からであり投資参入へのハードルはかなり高いです。トレンドが世界規模で変化し、3-5年単位で投資を捉えるゲームVC投資では高いチケットサイズはネックであり、難しい決断を要します。



  • VC投資という3年~5年先のゲーム市場を見据えて、何がブームとなっているのかを1本のVC投資で捉えるのは困難と言えます。



企業の成長に応じたリターンや、将来的にIPOやM&Aを通じて利益を得ることを目的としているのがVC投資です。VC投資は成長が見込まれることを前提に未上場のベンチャーやスタートアップに対して投資を行ないます。これをゲーム投資と組み合わせることは至難の技です。世界規模で変わるゲーム市場のトレンドやVCによる顕著なポートフォリオの違いはVC投資の前提である「成長」が見込める企業への投資を難しくします。それに加えて、VC投資における高いチケットサイズはゲーム市場へのVC投資をより困難にします。VC投資とゲーム市場は相性が悪いのが現実です。あまりおすすめはできない投資手法です。








なぜFoF投資がゲーム市場にとって最適なのか


ゲーム市場は市場トレンドや技術革新のスピードが他の産業に比べて圧倒的に速いです。そのため特定の地域やジャンルに特化した投資はゲームスタートアップ市場では不向きです。成功するゲームスタートアップ投資に近づくには、より専門的な知識、最先端の情報が投資材料として必要になります。そのために、お勧めするのは、FoF投資です。


FoF投資はゲーム投資における直接投資、VC投資に比べリスクを低くすることができ、運用負担の軽減や投資機会への広範囲へのアクセスといったことも可能となります。ゲーム業界は現在グラフィック生成AIの活用、ブロックチェーンゲーム、クラウドゲーミングなど新しい技術が次々に誕生し、成長と進化を続けている産業です。そういった産業への投資だからこそ分散投資により、リスクを低減し、長期的な成長ポテンシャルを狙いつつ、最前線の業界専門知識に触れることが重要であると考えます。FoF投資を採用することによってこれらを効率的に実現できると考えます。


FoF投資はゲーム業界において最適で最も有効な投資手段であり、ゲーム市場の特性を考慮すればFoF投資によってゲーム業界全体の動きを把握することが可能と考えます。


次項では世界で唯一ゲームに特化したFoFファンドであるEnFiがなぜゲーム投資において最適なパートナーであるのか説明させていただきます。



なぜゲーム投資でEnFiが選ばれるのか


ここまでの説明でゲーム投資やゲーム投資におけるFoF投資の魅力について説明させていただきました。ゲーム市場におけるFoF投資に対してのハードルは大きく下がったと思います。


しかし肝心の疑問がまだ頭に残っているのではないでしょうか?それはなぜEnFiが最適な投資先なんだ?という疑問です。


そこでEnFiの魅力について最後説明させていただきたいと思います。


EnFiは世界で唯一ゲームに特化したFoFファンドであり、日本から世界の有望なゲーム会社に投資を行なっています。EnFiの強みとして

1.海外の非公開情報やネットワークのアクセスを提供

2.グローバルな事業開発支援も行う投資ファンド

3.リーズナブルなチケットサイズ

が挙げられます。



海外の非公開情報やネットワークのアクセスを提供


ゲームはグローバル産業であり、ライバルは日本企業だけに留まりません。海外の最新トレンドをいち早く掴めるかどうかが将来に渡る成功のカギと言えます。


EnFiの投資先VCを通じた投資社数は100~140社であり、海外の最新トレンドを把握することが十分可能な投資地域と投資領域をカバーしています。



他の市場に比べて市場トレンドの変化が激しく、技術革新のスピードが速いゲーム産業では情報量とセカンドオピニオンが投資判断における重要な材料となります。


FoF投資を採用しているEnFiは、グローバルな独自のネットワークを有しており、圧倒的な情報量と業界専門知識を熟知したプロ投資家からのセカンドオピニオンを得ることが可能です。


これができるのはEnFiであり、EnFiの強みです。



グローバルな事業開発支援も行う投資ファンド


EnFiはファンドであるため投資リターンは最優先です。しかしEnFiの投資目的はそれだけに留まりません。事業提携やM&A機会の提供と支援といったこともEnFiとしてはファンド運営目的として掲げています。ゲームファンドとして「日本と世界をつなぐ」「エンタメ事業に投資コンセプトを組み合わせて事業開発支援を行う」ことを考えてファンド運営しているのはEnFi以外存在しません。




リーズナブルなチケットサイズ


実際に投資を行なう際、実績のあるVCのチケットサイズとなれば500万USドル(約6.5億円)など、かなりの額が必要となります。


投資額がネックとなり投資を控える企業であれば、EnFiはFoF投資によりチケットサイズを小口化し、投資のハードルを大きく下げています。


ここまで小口化して複数のゲームファンドにアクセス可能なファンドは世界で見てもEnFiだけです。



EnFiで投資と共に成長を

こういった業界トレンドや事業へのアクセス、成長著しい海外拠点との関係性獲得はEnFiの強みでありEnFiが最高のパートナーとなることは間違いありません。ゲーム業界は成長が著しく、今後も成長が見込まれます。FoFを活用しているEnFiと共に世界の舞台で輝きませんか?


 
 
 

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